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ヨーロッパ トリップ 2023【Vol.6〜テネリフェ島(スペイン)】

テネリフェ島5日目。

今日がテネリフェ最終日となります。従兄弟達はもう少し滞在予定ですが、僕は1人バルセロナに向かいます。

テネリフェ最終日という事で今日は思いっきりサーフィン楽しむぞ!

気合い十分に朝6時に起床し、これからサーフィンに行きます。

ちなみに今日はユキオと2人行動です。

サーフィンに自信のあったトーマスは先日のソコロで肩を痛めたという事で今日のサーフィンはパスになりました(僕が思うにカレントに流されて自信を失ったんじゃないかなと笑)。

まずは朝イチの波チェック。

昨日Quicksilverのオーナーさんが「今日の朝イチはソコロが良いよ」という話だったので、ソコロをチェックしてみますが、、

ダンパーで全然良くない泣

波が良ければここに入って別のポイントというのもアリかと思いましたがこの波じゃあーねー、、。

気持ちを切り替えてテネリフェ島の最北部にあるBenijo(ベニホ)というポイントに向かいます。

Benijo(ベニホ)はピンが立っているエリアになります。

四国で言うところの大岐ビーチという感じでしょうか。

交通網も発達しておらず大自然が残るエリアになってて素晴らしいロケーションでサーフィンができるという事でした。

ユキオの運転で東に向かって車を走らせます。

朝の8時前でもこの暗さ。

明るくなってきたところでタコロンテという街に入りました。

ここで朝食をGETしたいと思います。日本みたいにコンビニという物がありません。

こちらCafeteria El BocatinさんはBARみたいですが、朝早くからサンドウィッチも販売しています。

朝からビール飲んでる人もいました笑

オーナーさんが心込めて焼いてくれます♪

ボカディージョが焼き上がるまで、コルタドを飲みながら待ちます。

10分後、ボカディージョも美味しく焼き上がりました♪

さあ焼き上がってGETしたので、改めてBenijoに向けて再出発です!

ここからBenijo(ベニホ)に行く為には、一旦島の南に出て再度北上するルートと、ルラル・デ・アナガ公園を抜けるルートがあります。

時間的に早いのは南側のルート。そちら側から向かう事にしました。

ドライブしながら島での思い出を振り返ります。

5日間テネリフェに滞在して思ったのが、島の北部と南部の気候の違いです。

僕は島の北部に滞在し、基本的に北部をメイン活動していたのですが、最初に降り立った南部にあるスール空港で感じた空気と、僕が過ごしてきた北部の風が全然違う事に途中気づきました。

僕は旅先に行く時に過度な情報を入れずにその場所に行きます。変な先入観とか頭で考えずに、感じる事を大切にしたいからです。今回のテネリフェ島も同様に全くのノーリサーチ笑

その一つとして風について少し疑問を持ちました。そして車の中でGoogleMapを見た時に

「なるほど!」

と思いました。

下のMAPでもわかるように島の北と南では地図の色が全く違います。

GoogleMAPしかり一般的な地図だと緑を示すのはそのまま森や山。

白は都市部、茶色は乾いた土地というのを示しています。

北は緑が多いのに対して南は茶色が多いですよね。

つまり北は雨がよく降るという気候に対して、南側は雨が降らない乾燥した土地という事を意味します。

そこでまたまた疑問。なぜ同じ島でこの様な事が起きるのか?

ポイントは島が位置する緯度にありました。

テネリフェ島の緯度を調べると北緯28度。

一般的に北緯30度線というのは貿易風の北限とされていて、その下を偏西風が吹くようになっています。

テネリフェ島の気候は亜熱帯高圧帯に分類されていますが、島の中央に標高3,000m以上のテイデ山がある事、貿易風と偏西風が吹く境界上にある事。島の近くにサハラ砂漠がありサハラ砂漠からのシロッコという熱波が届くという事から、島の北部と南部ではそれぞれ異なった気候となっているのかもしれません。

参考にアメリカ大陸を発見したコロンブスも西へ行く時は北緯30度を南下し貿易風に乗ってアメリカへ、スペインに戻る時は北緯30度を北上し偏西風に乗って帰ってきたそうです。

また北緯30度というのは大陸上ではほとんどの大地が砂漠になっており、そのライン上というのは、チベット、エルサレム、サハラ砂漠やエジプト等、地球の歴史を語る上でも特別なエリアであるのは間違いなさそうですね。

さて話を戻します。

車で一度島を南下し、島の南側から山を通って北部に行く時にも、先程の疑問の答えがありました。

ここは島の南側から中央部の境目くらいの場所。向かって右側と左側の山の違い分かりますか?

右側は乾いた土地に対して、村を挟んで左側(つまり島の中央部)に進むと緑が多くなっています。

島の中央部あたりに来るとまさしく亜熱帯気候の景色。

南部には背の高い樹木は皆無でしたが中央部に来るとこんなに生い茂っています。

同じ島でこんなにも植物が違うのって本当に驚きです。

これも風が運んでくる情報を植物が感じ取っている証拠ですね。

そんな答えを見つけながらようやく島の北部に来ました。

海も見えています!

北部の街を道路の上から見下ろします。

凄い景色ですねー!

面白い形の山を発見!

高松の五剣山みたい。

坂道を下り、サーフタウンにやってきました!

ここはプラヤ・デル・ロケ・デ・ラス・ボデガス(Playa del Roque de las Bodegas)というビーチ。

ビーチの前にレストランやショップがある小さいビーチタウンです。

ビーチにおりて波チェックします!

というか凄いロケーション。。。

おっ!波もありそう!

早速着替えて海に入ろうと思いきや、突然の腹痛が襲ってきます。

んー。。この辺にはトイレはなさそうだし、、

ダメ元でレストランに聞いてみます。

残念ながら今日は改装工事の為、業者さんしかいなく、しかもトイレを改装しているという事です。

どんどん腹痛が増してきます泣

レストランの前に駐車していたサーファーに近くにトイレはないか聞いてみます。

すると、サーファーのカップルが

「みんなその辺りでしてるよ。だから安心して物陰でしておいでよ」

なんと自由な国!

おまけにトイレットペーパーまでプレゼントしてくれるという親切心♪

お言葉に甘えてビーチ横の物陰で用を足します。。

安堵の気持ちで周りを見渡すと、たしかに辺り一面、公共のトイレになってました笑

どこにでもトイレがある日本って本当に凄いなと外国に来る度、実感します。

気分爽快になったところで、改めて波チェック。

2人サーファーが入っていました。

まさしくこのタイミングでテイクオフ!

お!良い波〜!

僕たちもすぐに着替えて海に入りましたが、想像以上のパワー。

サイズはそこまで大きくないものの、とてつもないパワーです。さすがアフリカの波って感じ。

波数もあったのであまり長くは入れませんでした。

結果1時間半くらいのサーフィンでしたが絶景を堪能しながらのサーフィンにとっても満足です。

海から上がって波を見つめるユキオ君。

しかし本当に絶景ですね。

ここでサーフィンしてたのが夢の様。

海から上がり昼食を取ろうという事になりました。

もちろんビールも♪

ユキオが良いお店知っているよ。

という事で車で山を登って行きます。

ユキオは以前、ここに来た事があるそうです。

お店に到着。

ここはおばあちゃんが1人で営んでいるお店。

ローカル御用達のお店。というかローカルでなければ絶対に分からない立地です笑

ユキオも前回、地元の人に教えてもらったという事でした。

チキンにトマトサラダに海水で茹でたポテト。

もちろんビールも♪

素朴な味で本当に美味しい!

ビールもうまし!

さて、お腹いっぱいになった事だし、そろそろ宿に向けて戻ります。

車を走らせると途中、素晴らしい景色が見えるポイントを発見したので食後休憩をとりながら無心で写真を撮影します。

しかし凄い地形ですね。あんな場所に村が。

ここでさっきまでサーフィンしていたのかと思うと、心に込み上げてくる感情がありました。

またいつかこの場所でサーフィンできるといいな。

世界が平和になってもらいたいですね。

休憩も終えて車で少し走ったところでトイレがしたくなりました汗

日本と違いトイレがなく困ります。。

今度は小ですが。。

物陰を探していると、、

道路の小脇にスペースを発見笑

ここ絶対にみんなトイレにしてるよね?

のぞいてみると案の定トイレになってました笑

さすがに写真は撮影できませんでしたが笑

帰りは島の南ルートではなく、もう一つのルートである中央の公園を抜けて帰ります。

途中でMirador Cruz del Carmenという展望台に立ち寄ります。

なんとも素晴らしい景色に圧倒されますね!

テイデ山をバックに記念撮影♪

またいつか一緒に旅出来ればいいよねー。なんて話をしながら少し絶景を堪能しました。

駐車場に軽食(スナック)を販売するバスが来てました♪

少し小腹も空いているので何か買って食べながら帰ろう。

クッキーにドライフルーツ♪

他にもカラフルなお菓子がいっぱい。

どれにしようか悩みますが、、

クッキーをゲットして宿に戻ります。

宿に帰ると、みんな外出している様子。

しかし謎にテーブルに大量のトイレットペーパー笑

みんな変なものを食べてお腹壊したのかな??

あっそういえば昨夜、ピンポンやりたいって言ってたっけ。

テーブルの上にラケットもありました笑

テネリフェ島最後の夜は色んな想いを馳せながらノンビリと宿で過ごします。

明日は早朝5時の出発。

荷物もパックしまくちゃいけません。

早朝5時に起床しアキラとユキオが空港まで送ってくれる事になりました。

バルセロナへは北部にあるテネリフェ・ノルテ空港を使います。

宿からは30分くらいで空港に到着しました。

一旦アキラとユキオとはお別れです。

また2週間後にドイツで会おう!

2人に別れを告げ僕は1人バルセロナ行きの飛行機に乗り込みます。

テネリフェ楽しかったなー。

バルセロナではどんな出会いがあるのか楽しみです♪

続く

2023年ヨーロッパ旅ブログはこちらから🎵

ヨーロッパ トリップ 2023【Vol1〜序章】

ヨーロッパ トリップ 2023【Vol.2〜テネリフェ島(スペイン)】

ヨーロッパ トリップ 2023【Vol.3〜テネリフェ島(スペイン)】

ヨーロッパ トリップ 2023【Vol.4〜テネリフェ島(スペイン)】

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