12 31 2023
ヨーロッパ トリップ 2023【Vol.3〜テネリフェ島(スペイン)】
移動疲れもありゆっくり寝ようと思っていたのですが、時差ボケのせいで朝の6時に目が覚めました。
僕の周りの人含め、日本からEUの時が時差ボケが激しいイメージです。
かくゆう僕もかなりの時差ボケに悩まされ結果的に4日間くらい続きました。
ドイツと日本の時差は約8時間(サマータイムは7時間)ある為、ほぼ昼夜逆転というイメージです。
朝起きてバルコニーに出てみると誰も起きていませんでした。
日本から持ってきた味噌汁を飲みながら景色とテネリフェ島の風を堪能します。
まだ身体と心は日本(ドイツモード)なので、心なしか肌寒い感じです。
気温は20度近くあり心地良いはずですが、身体の感覚はまだ寒い国モードなんでしょうね。
ボーッと景色を見ていたら、虹が見えてました!
なんかラッキーな気分♪
味噌汁を飲み終え、ちょっと散歩に出てこようと思います。
みんなにはメッセージを残してビーチに向かいます。
初めて訪れる町の朝の散歩って気持ち良いですよね。
テネリフェ島の宿
しかし昨夜は夜遅くに到着したので分かりませんでしたが、凄く立派な宿ですね。
前回のブログでも記載しましたが、テネリフェ島は島の中心に標高3,715mのテイデ山がある為、平地がほとんどなく、少し内陸に入れば坂になります。
高松にある男木島を横にも縦にも大きくしたイメージと言えば分かりやすいかも笑
宿がある場所も小高い丘の上にありビーチに向かう為、坂道を下っていきます。
テネリフェ島の植物
宿を出て少し歩くと日本でいう街路樹がありました。
植物が不思議な感じです。
テネリフェ島は国としてはスペインですが、完全にアフリカの植物ですね。
少し話を逸れますが、歴史をみると15世紀からポルトガルとスペインが植民地化を進めて以降、その他多くの列強国がアフリカやアジアを国々の植民地化を進めてきました。ベトナムの戦争が最後の植民地独立運動といわれていますが、今日でも実質多くの国が新しいスタイルの植民地とされています。
このテネリフェ島も同様で元々先住民が暮らしていた場所をスペイン人が入植し先住民を虐殺した歴史があります。
聞く話によれば島には先住民はおらず新しく入ってきた人達ばかりだと言うことです。
道に自生したりする植物をみると、元々この島にいた植物がほとんど。
ニワトリも野放しなのか野生なのか分かりませんが、たくさんいました。
植民地化というのは人と人と問題であり、人間は植物や自然まではコントロールできない存在なのだと考えさせられます。
そんな感じで建物や植物を見ながら坂道を下って行くと町に出ました。
建物のすぐ下は崖となって海が広がっています。テネリフェ島の地形が良くわかる一枚です。
こちらはプラヤ・マリア・ヒメノスというビーチです。
地形的にサーフィンはできず海水浴のみのビーチとなります。
ビーチを見ながらボーッとしていると従兄弟達から連絡があり、こちらに向かってくるという事。
合流し、とりあえず朝食を取る事にしました。
Cortado(コルタド)とBocadillo(ボカディージョ)
向かったのはオープンテラスの席があるCafé Bar la Estrellaというお店。
何度かテネリフェ島に来ている従兄弟達に教えてもらったのですが、ここではCortado(コルタド)と言われる(エスプレッソにミルクを入れた物)コーヒーが人気で地元の人もとにかくこのCortadoをよく飲んでいます。
値段も1ユーロで飲めてとってもお手軽です。
そしてこちらスペインのBocadillo(ボカディージョ)と言われるサンドイッチ。
多分ほとんどのスペイン人がほとんど毎日口にしていると思われるパン、そこに様々な食品を挟んだのがボカディージョでボカタ(bocata)とも呼ばれます。
これも地元の人に愛されているメニューのひとつ。
パニーニのような生地にイベリコ豚のハムやポテト等、いろいろな具材が入っています。
テネリフェ島の朝食はこの二つが定番でプラスしてオレンジジュースがオススメです。
オレンジは島の特産でもあり割安で生搾りオレンジジュースがいただけます。
最初の朝食の時は僕入れて3名だったのが、2人増えてようやく全員集合です。
全員集合となったところでビールで乾杯です笑
さすがドイツ人ですね!
朝食も済ませ一度宿に戻り準備をしてみんなでサーフィンに向かいます。
途中でとっても景色が良いところがありました。
Playa del Socorro(プラヤ・デ・ソコロ)
まず最初にチェックしたのがPlaya del Socorro(プラヤ・デ・ソコロ)と言われるビーチ。
ちなみにSocorro(ソコロ)はスペイン語で「助けを求める」「危険」みたいな意味だそう。
ここのビーチはカレントが強くてビギナーは入れないポイント。
どちらにせよ風も入っているのでこのポイントでのサーフィンは難しそうです。
気象条件や波状況をチェックする限り、本日は北向きのポイントは厳しそうな感じです。
僕の直感(島の条件とか全く調べずに来たんですが)で南西のポイントが良さそうと判断。
MAPで調べてみると島の西側にPlaya de las Américas(プラヤ・デ・アメリカス)と言われるメジャーポイントがありました。
Socorroからは車で1時間かかりますがみんなで向かう事にしました。
Playa de las Américas(プラヤ・デ・アメリカス)
ここPlaya de las Américas(プラヤ・デ・アメリカス)はオアフ島で言うところのワイキキビーチ的な位置付け。多くの観光客で賑わっており夜はクラブやパーティーが盛んに行われています。
とにかく人が多いのと比例して駐車スペースがなかなか見つかりません。
ビーチから少し離れた場所にようやく駐車スペースを見つける事ができました。
車を停めて波チェックに向かいます。
おー!!素晴らしい波!
どうやらここはポイントブレークみたいですね。
左側の方は少しタルめの波でビギナーの波って感じ。
潮が多いのも影響している様子です。
時間も15時なのでここでサーフィンできなければ本日はノーサーフとなってしまいます。
皆んなで相談しここでサーフィンする事にしました!
という事でボードをレンタル。
サーフショップやレンタルショップは通りにたくさんあり、2時間で15ユーロ(2500円)くらいでレンタルできました。
僕はウェットスーツを持参していたので車に戻り着替えてショップに戻ります。
ショップの人に聞くと、右側のエリアではコンペティションが開催されていたようです。
みんな上手なはずですよね。
ボードを借りようとしたサーフショップの店員さんが
「君たちここでサーフィンは初めて?」
と聞いてきます。
初めてと答えると、
「ここは岩が隠れているエリアがあり危険だから、サーフスクールに入るのをオススメします」
という事でした。
海に入ってる人を見る限りビギナーも沢山いるし、そんなに危ない感じしないけどと思ってたら、従兄弟達はサーフショップの人の話にビビってしまい、僕が先に海に入って様子を見てから決めるという事になりました笑
という事で先陣を切って安全確認を兼ねて1人で入水です。
結果、岩も問題なく波もタルい感じはあったものの、大きめのボードで十分に楽しめる波でした。
夕陽をバックにロックダンスしながら海から上がります笑
初テネリフェ島でのサーフィンはとってもFUN WAVEでした♪
話を少し戻しますが、波を待っている間に今回の旅にもう1人合流しました。
オーストリアから僕の従兄弟の友人でもあるトーマスが駆けつけてくれました。
トーマスとは初めて会うのですがなんだか気が合いそうな予感♪
Playa de las Américas(プラヤ・デ・アメリカス)でサーフィンを堪能した後は夕食♪
距離的には遠回りになりますが、島の東周りの高速で一旦宿の近くのレストランに行く事にしました。
Casa Pedro
やってきたのはこちら「Casa Pedro」さん。
グーグルレビューの評価も高く満場一致で決まりました笑
到着すると、どうやら満席の様子ですぐに店員さんがやってきて席を準備するから待っててくださいとの事。従兄弟が「トイレを貸してください」と店員さんに言ったところ、
「ここはトイレはないよ。みんなお店の前に停めてある車の影にかくれて用を足してるよ」
と言われ、それを間に受けた従兄弟は、外で用を足そうとしたら、
「冗談だよ笑」
と素晴らしいジョークで僕たちを出迎えてくれました笑
さすがスペイン!
日本じゃなかなか考えられないジョークですね笑
席も準備してくれて奥の空間に案内されました。
メニューはスペイン語。
ん?メニューをよく見てみると、
12、13って「アボガド天ぷら?」
そういえば日本語の天ぷらの語源ってポルトガル語なんですよね。
ポルトガル語で「Tempero」調理、調味料という意味。
でもここはスペイン圏。
スペイン語がまったく分からない僕は
「アボガドの天ぷらって美味しそう!」
というイメージだけでそれを注文し、後はみんなにお任せ♪
まずはカナリア料理といえば、ジャガイモを海水で茹でた papas arrugadas。
赤と緑のモホソースに付けていただきます。
現地のことを知るには現地の食べ物と酒!
これに尽きますね笑
これが本当に美味しくてビックリ!!
こんなに美味しいポテト食べたの初めてくらいの美味しさに感動です。
続いてパドロンペッパーというシシトウに似た野菜の素揚げ。
スペインではメジャー料理の一つ。
これも美味い!!
しかし何故引いて写真を撮影しているかというと、料理が出てきた瞬間にみんなが一斉に手を出して食べるから笑
先に写真を撮ろうとするとこのような引きの写真になってしまいます笑
もちろん気の合う仲間同士というのもありますが、民族的な部分も少なからずありそうです。日本は農耕民族で村社会。自然豊かで食べ物に恵まれ、ひとつの村で食べ物を分け与えるというDNAがあるのに対して、欧米の人達は不毛地のなかで狩猟してきたDNAというものが根付いているという部分もあるのかもしれません。
続いてはコロッケ♪
チーズにポテトにハムとめちゃ具沢山!
美味し過ぎて箸を置く暇がありません笑
続いてタコのフライ。
テネリフェ島はタコの産地でもあります。
そうそう。撮影しようとするとこんな感じで手が伸びてきます笑
フライドポテトと羊の肉♪
そしてこれが僕の注文した「アボガド天ぷら」
あれ?全然天ぷらじゃない笑
聞いてみるとスペイン語でTempureは「温かい」という意味だそう。
アボガド温かいとなんか変な感じです💦
ちなみに全部の料理美味しかったのですが、この「アボガド天ぷら」だけみんな口に合いませんでした笑
お店に入る前にトイレのジョークをかましてくれた店員さん。
実はオーナーさんでした。
1971年にお父さんが開業し2代目として2021年からお店を引き継いでるそうです。
お料理を食べ終わるとテネリフェのお酒をサービスしてくれました。
これはハチミツで作ったRUMで食後に一気に飲むと油を流してくれます。
デザートにチョコレートムースをいただきました♪
お会計を済ませて帰るとオーナーさんが見送りしてくれました♪
なんてTempureなオーナーさんなんだ!またテネリフェに来た時には必ずいくよ!
宿に戻りこれからどうしようと言う事になりました。
本日は土曜日。みんなクラブで踊りたいという事でした笑
みんな朝までハジける気満々です笑
クラブに行く前、気分を上げる為にビールで乾杯!
クラブまで徒歩で1時間。
のんびり歩いて向かいます!
しかしテネリフェ島はとにかくゴキブリが多い。
ストリートでたくさんゴキブリを見かけます。
ちなみにスペイン語でゴキブリはLa Cucaracha(ラ クカラーチャ)と言います。
スペインの歌ではゴキブリの歌がありクラブまでの道中、みんなでその歌を歌いながら向かいます。
多分みなさんも一度は耳にしたことがある歌かと思いますが、歌詞がとっても面白いんです。
おれを笑わせるのは、シャツを着てないパンチョ・ビリャ
カランサ軍の連中は逃げていった
ビリャの軍勢がやってきたから
ラ・クカラチャ ラ・クカラチャ
ゴキブリはもう歩けない
だってもうないのだから、だって切れてしまったから
吸えるマリファナが
元々メキシコの民謡だったそうで、スペインに持ち込まれたそうです。
La Cucaracha(ラ クカラーチャ)を歌いながら歩いていくと、なんとも素敵な民家を発見。
ゴッホの絵画から飛び出してきたようなドアですね!
歩くこと1時間。
ようやくクラブに到着しました。ここは地元の人達も集まる人気のクラブ。
すごい行列ができていました。
Sexyな女子がストリートを歩いています。
夜のストリートを歩くとびっくりするくらいSexyな女性がたくさんいます。
思うんですが、国のパワーって人々が持つエロスのパワーが非常に大きいと思うんですよね。
ここでいうパワーというのはGDPとかそういうのではなく、人々の持つエネルギーというような。
不倫を肯定するわけではありませんが、日本は芸能人の不倫にワイドショーが過剰に報道したりして、人々の持つ本能であるエロスの部分を、あたかも悪であるかのように捉えているような気がします。
路上でもみんな楽しそう!
隣にあるBAR。こちらも多くの若者が集まっておりすごい活気!
結局僕とトーマスは30分だけの滞在で雰囲気だけを味わって宿に戻ることにしました。
1時間かけて歩いて帰ろうと意を決してトーマスと2人で歩いていると偶然にもタクシーを拾うことができ宿に帰る事ができました♪
続く。
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