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【DIY】#9-②壁の制作(矢切り部分のボード貼り)

前回から壁の制作にとりかかり巾木を完成させました。
次は壁の下地を作っていきます。

まずは「矢切り」と呼ばれる屋根と壁上部の間部分の壁を制作してきます。
通常の和室の場合、天井に隠れている為に矢切り部分は見えませんが、今回は天井を落として天井高を取っている為に、この矢切り部分が剥き出しになります。
したがってこの部分の壁も作っていく必要があります。



最初に壁の基礎となる部分を作っていきます。
基礎の柱は歪んでいる可能性があるので、床の時と同様に高さとなる基準を決めて下地を取り付けます。



ここで注意すべきポイントは、屋根に沿って斜めに下地を作る必要がある点です。


専用の機材を使って角度を計測します。


そして前回も使用した「スライド」という角度を設定してカットできる機械を使います。


このように屋根の形状に合わしながら下地を作っていきます。


次は横軸の下地を作っていきます。


やっと一つの枠が出来上がってきました!


反対側の矢切りも同様に下地を作っていきます。


そして下地と下地の間に断熱材を取り付けたら、大工さんに教わって石膏ボードを取り付けます。


矢切り部分は斜めになっているので、角度を出してやる為に、薄いベニア板を利用して型をとります。


型に沿って石膏ボードに線引きしていきます。


線をなぞるようにカッターで2~3回程力を込めて切っていきます。


すると軽く力を加えるだけで折れます。


やすりで切れ端を綺麗にしていきます。


一度当てはめてみましたが、少し長かったようです…。
再度測ってみて調整します。


端を少しカットしてみます。


綺麗にはまりました!
と思いきや…


わずかに隙間ができてしまっていました…!
これは後ほどコーティングで埋めようと思います。

石膏ボードを取り付けるにあたり最大の難関は丸い丸太などがある部分です。


このような箇所の石膏ボードは大工さんにしていただきます。


要領は同じで丸太に沿ってまずは型をとります。
その型の通りに線引きをしていきます。


そして直線ではないためノコギリで切り取っていきます。


このように石膏ボードを壁に当てはまるようカットしていきます。


綺麗に当てはまりさすがです。
大工さんは長年の勘を便りに切り取ることもあるようですが、初心者は丁寧に型をとってからカットしましょう!

続きは次回。
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Traditional Apartmentブログをご覧くださり誠にありがとうございました。
前回までの続きはこちらになりますので、よろしければ一緒にご覧ください。

【前回までのブログ】
【DIY】#9-①壁の制作(巾木の取り付け)
【DIY】#8 床の制作(フローリング材の貼り方)
【DIY】#7-② 天井の制作(石膏ボードの取付け)
【DIY】#7-① 天井の制作(屋根の形状に沿って勾配天井にしていきます)
【DIY】#6-④ 床の制作(柱撤去して遮音シートを敷いていきます)
【DIY】#6-③ 床の制作(断熱材を入れて12mm合板を敷きます)
【DIY】#6-② 床の制作(根太の取付け)
【DIY】#6-① 床の制作(根太掛けの取付け)
【DIY】一度手を止めて外壁部分のトタン補修をします #5
【DIY】再利用できる床材は残して床の解体していきます #4
【DIY】土壁の解体していきます #3
【DIY】押入れを解体していきます #2
【DIY】まずは天井の解体から #1
【DIY】プロローグ #0
【DIY】で客室を改装していきます!!

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【Youtubeはこちらから】

【DIY】#0 〜プロローグ〜築70年元はペンキ職人のアパートだったゲストハウス「Traditional Apartment」

【DIY】#1 天井を解体して丸太が剥き出しに!

【DIY】#2 押入れを解体したらやらかしてしまった…