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【DIY】 #6-① 床の制作(根太掛けの取付け)

解体作業も終わり今日から床を作っていきます。

まずは床の高さを出していくのですが、リフォームの場合どの床を基準としていくのかによって高さが変わってきます。

TAの場合、基準となる床はトイレと廊下となります。


図面で見ると、この赤色の部分。


入り口の廊下には下地の上に合板、床材、フローリングを貼っているので、将来的にフローリングを剥がして床材のみを貼っていくのなら、廊下を基準に高さを決める必要があります。
今回は将来的に廊下も改装する事を視野に入れて、入り口を基準にしていきます。
将来の改装した際にはフラットになりますが、それまでは少し段差がでますが違和感はないと思います。

床の高さの基準が決まったら次は、レーザーを使って墨出しという作業になります。
レーザーは値段も高く、気軽に購入できる物ではないので今回は大工の川東さんに借りて、使い方も一緒に教えてもらいます。


赤色の線の様にレーザー照射された部分の柱に墨をつけていきます。

柱に基準となる高さの墨をつけたら次は根太掛けを土台(梁)につけていきます。
木材をカットする為に丸ノコを使います。


丸ノコの歯はカットする木材に合わせてみて1cmくら出してやるのが理想。
浅すぎると切れないし、深すぎると大きく動くので使いづらくなります。


カットの際はこの様に作業台のうえに発泡スチロールを乗せてやります。
長い木材の場合、このように3点に発泡を入れてやるのがベスト。


スケールで長さを確認したら、差し金でまっすぐに線を引きます。


後は線に沿っては丸ノコを使ってカットするだけ。


カットした木材を土台(梁)につけていきます。


取り付ける場所は墨だしの場所から同じ高さにつけていきます。


壁や柱がない場所は、糸を張って糸を基準に高さをとります。


長い木材の時は工具を使って押さえてやりながらビスで取り付けていきます。

足場がないので、下手に足を滑らせると1階の客室天井を破ってしまう為、慎重に。
これがなかなか身体に堪えます(笑)


やっとの思いでようやく取り付け完了。


この様に、左の方の根太掛けは見えていますが、右側に行くに連れて見えなくなっています。
つまり土台(梁)が水平ではなかったという事です。




昔の大工さんは今の様なレーザーも無かったので、床も水平に取れない場合があったようです。
また経年劣化とともに木材が反ったりして歪みが出てきた可能性もありますが、どちらにせよ床は水平にしてあげるのがベスト。

気づけばもう18時を超えていて外は真っ暗。
本日の作業はここまでです。


次回は写真の様に根太を取り付けていく作業になります。

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Traditional Apartmentのブログをご覧いただき誠にありがとうございました。
これまでのDIYの工程も過去ブログにして記録しておりますので、よろしければご覧ください。
【前回までのブログ】
【DIY】一度手を止めて外壁部分のトタン補修をします #5
【DIY】再利用できる床材は残して床の解体していきます #4
【DIY】土壁の解体していきます #3
【DIY】押入れを解体していきます #2
【DIY】まずは天井の解体から #1
【DIY】プロローグ #0
【DIY】で客室を改装していきます!!