09 19 2015
ドイツ出張日記4日目〜10日目④(from Germany)
みなさんこんにちは。
Traditional Apartmentの管理人のDaisukeです。
ケルン、デユッセルドルフでビールを研究した後、僕は商品の仕入れとベルリンのビール事情を調査するべくベルリンに向かったのでした。
【参考】http://tabit.jp/archives/12934
Berlin Day 1
移動にはドイツ鉄道を利用します。
しかし、この鉄道すこし問題があります。昔は時間に正確だったようですが近年は高速バス事業にものりだすなど、事業を多角化していて、本業が疎かになったせいか電車はほとんど時間通り来ることはありません。
また駅のプラットホームもコロコロ変わるので、ホームで待っていてイヤホンで音楽聴いてボケーッとしようもんなら、知らぬ間に到着ホームが変わってて乗り過ごすことになります。
僕が乗車したベルリン行きの列車もお約束通り大幅な遅延。
デュッセルドルフーベルリン間は通常4時間で行くのが、6時間もかかりました。
電車の荷物棚にはこのように座席番号の横に文字がかかれています。
例えばDusseldorf-Berlinとあれば
その区間座席は予約されているというもの。
何もなければ自由に座ることができます。
ちなみに本日乗車した列車は全て「GGF RESERVIERT」の表示
これは予約されてないけど、予約入るかもよ。
という表示ですので空いていれば座ってOKです。
車窓からの風景
ベルリン中央駅に到着です。
どこの町でも目にする、「Hauptbahnhof」というのは中央駅と意味です。
ベルリン駅は地下に鉄道、上の階に地下鉄があります。
そこからは徒歩で街へと移動します。
友人宅へ宿泊を依頼しましたが都合悪いらしく、今日と明日はホテルを予約。
IBISホテルという日本でいうところのビジネスホテルに宿泊しました。
価格も1泊60ユーロ程度とお手ごろです。
今夜は友人と久しぶりの再会。
友人の自宅のあるRathaus Neukölln駅へ。
待つこと3分。久しぶりの再会を喜びます。
二人ともお腹が空いているとのことで、駅近くの人気のケバブ屋さんへ。
ちなみにトルコではケバブの事をドナーといいます。
ケバブ屋さんの看板にもドナーと書いてます。
ここの売りはなんといっても手作りのパン。
ケバブをテイクアウトし友人宅へ。
旧東ドイツ時代の建物らしく歴史を感じます。
自宅でケバブをいただいた後、ルームメイトと一緒に近くのBARへ。
なかなか雰囲気がよい。
何を飲むかと聞かれオススメのビールを頼むよ。
とお願いするとこちらのRollBerg BeeRが出てきました。
これはベルリンのビールでスーパーやコンビニにも売ってないビールだそうである。
ベルリンのビールはあまり美味しくないと聞いていたが、美味いです!
ぜひベルリンに来た際はロールベルグを飲んでみてください。
日本のこと、ドイツの事なんかを話しました。
ベルリンの人達は休日は何するの?
と聞くと、人それぞれですが、夏場には川や湖に行くことが多いらしい。
ベルリンは内陸にあり海はありませんが、川や湖に囲まれています。
「週末の土曜日にみんなでカヤックに行こうと思うんだけど、行かない?」
「もちろん!行きます。」
みたいな感じで、土曜日にみんなでカヤックに行くことに。
そんなこんなで時計を見てみると、もう1時です。終電もそろそろなので、土曜日の再会を約束して別れを告げます。
IBISホテル
Berlin Day 2
本日は終日仕事。
Berlin Day3
ホテルをチェックアウトした後、本日より友人の自宅へ宿泊させてもらいます。
ベルリンには数多くのクラブがあり週末は多くの人で賑わいます。
ところでみなさんベルリンにある伝説のクラブ
Berghainをご存知ですか?
ここは金曜日の夜にオープンして何と、月曜日の朝まで営業しているというベルリンを代表する世界的にも有名なクラブです。世界一のクラブだと表現する人もいます。
しかし、ここはどうも入場制限があるらしいんですよ。
どのサイトやブログを見ても、断られたとか、入れなかったという声が多数あります。どのような基準で制限があるのかは分かりませんが、かなりの確率で断られるらしいのです。
どうせ行っても断られるだろうけど、せっかくなので行ってみよう。
時計を見ると、夜の10時なのでクラブに入るのは早すぎるのでビールを飲みに行きます。
「どこで飲んでるの?」
昨日とは違う友人にメールをします。
「クロイツベルグ(Kreuzberg)にある、小汚いパンクBARにいるよ」とのこと。ここは東ドイツの雰囲気が色濃くのこってます。賃料もベルリンの中ではまだ安い方で若者に人気のエリアで個人的に大好きな街です。
「へー。ベルリンパンクの集まる店か。」
楽しそうなのでとりあえず行ってみることに。
週末ベルリンでは電車は24時間営業になります。終電の時間を気にしないでいいので、街は活気に溢れています。
店内に入ると、友人達が飲んでいました。
「やあ久しぶり!!」
久しぶりの再会を喜んだ後、一緒にいた友人を紹介してもらいます。
どうも本日集まっているのは全員イタリア人の様です。僕の友人を含め女性が2名に、男性3名、それに僕が入り合計6名で改めて乾杯します。
友人のイタリア人はパンキッシュという訳ではありませんでした。どうやらここはパンクが集まるBARではなく、パンクなにいちゃんが経営するBARの様です。
もちろんパンキッシュな方々も大勢いらっしゃいます。
どうも、20時くらいから飲んでいる様で、みんな結構酔っています。
メンバーの一人に、腕が僕の太ももくらいある土佐犬を人間にした様な大男がいたのですが、彼すごいペースでビール飲んでいます。
僕が到着してから約30分。その間すでに5杯は飲んでます。
「ちょっと飲みすぎじゃない?」
と言わんばかりに、彼を見ていると、土佐犬は日本人が珍しいのか、三白眼全開の目つきで僕を見てきます。
「いやいや、、怖いよ君。」
なんか、ずーと俺のこと見ているけど、土佐犬みたいな顔でおまけに三白眼なので、いまにも噛み付いてきそうな雰囲気です。
よく野生のクマに遭遇すると目線を逸らさずに、後ろに下がり危険を回避するというのを聞いたことがありますが、まさにそんな状況です。
目を逸らしちゃまずいな。
とりあえずここは会話をして空気を和まそう。僕は目線を逸らさずに優しく土佐犬に声をかけます。
「ねえ。Berghainっていうクラブ知ってる?俺行ってみたいんだけど。」
すると土佐犬は僕の隣に来てイタリア訛りの英語で
僕に言いました。
「ああ、もちろん知ってるさ。俺行ったことあるぜ」
しかし土佐犬は完全に酔ってるし、イタリア訛りの巻き舌英語なので正直何言ってるかよくわかりません。
なんとなく意味を理解すると過去に行った時のことを教えてくれてるようでした。
土佐犬の情報によると。
① 24時に入って気づけば翌日の12時だった。
②12時に路上で目が覚めた。
③ 気づけば財布の中身が全部なかった。
④ 入場できるのは許されたものだけだ。
⑤ゲイがたくさんいるので気をつけろ。
⑥ベルリンの夜を知りたければそこに行け。
⑦ただし 身の安全は保証できない。
⑧そこはまさに無法地帯だ。
ということでした。
おいおい。一体どんなクラブだよ。
その情報を聞き、僕は行ってみたい気持ちが更に強くなり、時計を見ると夜中の1時でした。
他のメンバーに今からBerghainに行くよと伝えると、みんな口を揃えて
「気をつけてねー。」
「本当に行っても大丈夫DETHか?」
「本当に行っても大丈夫DETHか?」
という事で続きは次回に。
では皆様素敵な旅を。
Good Day go on a Best Trip !!