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香港(HONGKONG)

地域ブランドマネージャーとして高松空港から香港へと向かった。
高松空港から国際線に乗るのは初めてだったので、少し変な気分であったが、出国手続きを済ませ、搭乗時刻まで待ちながらお土産物を観察。
高松空港から就航している国際線の乗客に向けた販促がされており、韓国人に人気のごま油や、中華系の人達に人気の乾物物、また外国人に広く人気の北海道の白い恋人等。
高松のお土産というよりは日本のお土産として販売されていた。
フライト時間は3時間程度。
高松から、そしてお昼の15時頃のフライトという事もあり、海外に行くという感覚はなかった。
約3時間のフライトを終え、香港に到着すると空は薄暗くなっていた。
そして電車に乗り九龍島へ。
とにかく香港は空港に到着してからホテルまでの案内がしっかりと整備されており、誰に聞くことなくホテル行きの無料バスに乗車する事ができた。
夕飯は近くの中華レストランへ。
食後は歩いて香港島の夜景が見えるポイントまで。夜景がとても綺麗だ。
本当は昔あった九龍城寨のようなスラム街も行ってみたかったが、それは次回一人の時に行ってみようと思う。
翌日は香港島の市街地の中心にあるCitysuperへ。
生鮮品売り場を見学させてもらった。
詳しくは地域ブランドマネージャーの成果発表時に伝えれたらと思うが、
果物でも野菜でもただの日本産ではなくブランド物が多く陳列されていた。
店舗の特異性はあるのかもしれないが、香港の人達のブランド物好きの傾向はここでもみてとれた。
次に徒歩ですぐ近くにあるSOGOへ。
この日は、創業祭を開催しており、1階の化粧品フロアは凄まじい女性の数だった。
地下の生鮮品では日本ブランドも多く陳列されていたが、日本製を名乗る商品もあり、食品ブランドのブランドイメージを守る事の難しさを感じた。
また香港はとても近代的で(そうではない場所も多くあるが)、東京の様な騒がしさがあった。
最近高松にも多くの香港の人達がやってくる。
その多くがレンタカーを借りて、瀬戸大橋を渡り自然に近い場所で過ごそうとしているが、実際に香港に来てみるとその行動原理がよく理解できる。
それらを考えてその国の人達のライフスタイル、価値観で受け入れられる物は変わって行くのだろう。
ただ一つ言えるのは日本ブランド=「安心・安全・高品質」として認知されており、それらのイメージを持った消費者の需要を満たす事のできる
「食」というのは大きな武器となるだろう。
今後、入管難民法の改正により、多くの外国人研修生や労働者が入ってくるだろう。
企業にとっては労働不足を補える非常に有難いものではあるだろうが、将来的な利益、国益を考えて行く必要があると思う。
韓国のイチゴ問題や、中国のシャインマスカット等、日本の技術や製品が流失する事案は今後の増え続けると思う。
そのような事態に備えていまから対策を講じるのが我々、地域ブランドマネージャーの役割だと考えている。
目先の利益ではなく将来の国益を。