01 11 2020
【サンクリストバルデラスカサスの青年との話】メキシコの絶対外せないお土産①
サンクリストバルデラスカサスという町はチアバス州に位置しており、メキシコの最東部にあります。
ここはもともとグアテマラだった場所で、メキシコが領土を拡大させ自国の領土に編入させた歴史があったりして、
近くには国際グローバル社会と戦ってきたサパティスタ民族解放軍と言われる、ゲリラ戦士も住んでいたりします。
メキシコの村はどこの村もそうですが、基本的に1村1品という事で、各村で特徴となる民芸品を作っています。
このサンクリストバルデラスカサスという村はフェルトを使ったぬいぐるみが代表する民芸品です。
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サンクリストバルデラスカサスのフェルトのぬいぐるみ
一概にフェルトといっても、100%動物の毛もあれば化学繊維を使用した物もあります。
化学繊維を使用すると軽いのが特徴で、ウール100%となると重さがかなり違ってきます。
↑ウール100%
イメージで例えると、家にある昔の毛布と、最近ニトリなんかで売っている軽い毛布をイメージしてもらうと良いかもしれません。
しかし最近ではサンクリストバルデラスカサスのフェルトのお土産でが有名になってきたりして、商業的になってきたのかほぼ化学繊維でむいぐるみを作る様になりました。
どこで見てもそのほとんどが化学繊維でできたぬいぐるみ。。。
↑ちなみにこれは化学繊維の物
ちょっと残念に思っていた時、ブラブラと歩いていた公園で大量のぬいぐるみを広げて路上販売している青年を発見したのです。
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サンクリストバルデラスカサスから来た青年
この青年は家族の生活を支えるために、サンクリストバルデラスカサスから出てきて、路上で販売しているとの事。
話を聞くと、家族全員でこのぬいぐるみを作っていて完全手作り100%の物。
しかもMade IN サンクリストバルデラスカサス!
ぬいぐるみを確認すると、
間違いなく100%ウール!!
本物のサンクリストバルデラスカサスのフェルトのぬいぐるみでした。
やはり本物だけあって値段も少し張ります。
提示された値段をみると、少々お高い感じ。。
「よし!ここは各国で鍛えられた交渉力の見せ所だ」といわんばかりに、
僕はちょうどバックパックに日本の棒ラーメンと柿の種が入っていた事を思い出して、彼にそれを差し出しました。
すると彼がスペイン語で僕に話かけてきます。
「Que ⚪︎△&#&&。。。」
全くスペイン語がわからない僕は、携帯電話のグーグル翻訳を取り出し、彼に携帯に話かけてもらう様にお願いしました。
彼が話を終えて、翻訳されたグーグル翻訳を見てみると、、
「結婚結婚したい」
そんな事言ってるつもりはないと分かっていたので、それ見た時に爆笑でした!
恐らく音声のグーグル翻訳が日本語設定になっていたので、スペイン語が聞き取れず、日本語と認識してそれに近い言葉が表示された様です。
一人笑う僕を不思議そうに見ている青年に、日本語からスペイン語に翻訳して見せてあげたところ、
「NO〜!!!」
と言われましたw
結局、何が言いたかったのかを改めて確認すると、
「(ラーメン)価格はいくらですか?」という事でしたw
結局、この翻訳機能のおかげで仲良くなった僕達は見事に商談成立となって、本物のサンクリストバルデラスカサスのぬいぐるみを購入したのでした。
今回メキシコ・キューバで購入した物は瀬戸内Whiskey’sやTraditional Apartmentで販売したり飾ったりしていますので、ご興味ある方は遊びに来てくださ−い!
つづく。