12 31 2021
年末の挨拶【2021年】
皆様、本年も大変お世話になりました。
オーナーのDaisukeです。
年末年始の営業ですが、お休みをいただこうかと思っていましたが、今年は休みなく営業する事に致しました。
ただ12/31〜1/3までOTA各社からの予約は受付ませんので、ご宿泊ご希望の方は直接ご連絡いただけますと幸いです。
思い返せば昨年の今頃、ちょうど自転車でお遍路を周っていました。
夏頃に自転車で始めたお遍路さんでしたが、仕事の都合もあり段階的に予定を分けて行程を組みました。
ちなみに昨年は4年に一度の逆打ち遍路の年。逆打ち遍路に行くと御利益は3倍となり良い事があると言うことで、
年内に結眼するという目標を立てましたが、
結局、結眼したのが12月31日。
年内最後の日でした。
昨年のクリスマスイブには大雨に打たれながら室戸岬から日和佐まで自転車を漕いだのが昨日の事のように思い出します。
あれから一年。
ほんとあっという間ですね。
結果的にお遍路に行って御利益あったのか?と、1年を振り返って見ると、2021年は本当に良い1年になりました。
何が良かったかと言うと、人との出会い。
これに尽きます。
もちろん仕事の面でも。
利益とか売上とかじゃなく、仕事を通して人の笑顔に触れた回数が格段に増えたと思います。
じゃあお遍路さんに行ったから良い事があったのかと言うと、正直それは分かりません。
昔、中国の修行僧が高僧にこう尋ねたそうです。
「極楽と地獄というのはどういうところですか?」
すると高僧はこの様に答えました。
「地獄には大きな釜があって、その中では熱いうどんが入っている。その窯を取り囲むように人達が座っていて、手には1mはある箸を持っている。その箸でうどんを掴む事はできるが、自分の口に入れる事ができない。みんな我先にうどんを食べようとするが、もちろん自分で食べる事は出来ないので、辺り一面うどんが飛び散り、人々は喧嘩を始めてそこは修羅場となる。」
「では極楽というのはどういう所ですか?」
修行僧が再度尋ねると
「基本的には地獄と同じ釜があって、その中にうどんがある。それぞれ1mの箸を持っている。地獄と違って極楽では、うどんを箸で掴んだ後に目の前に人に食べさせてあげる。食べさせてくれた人がお礼にと、その人にうどんを食べさせてあげる。それが永遠に続くのが極楽です。」
と答えたそうです。
つまり地獄も極楽も基本的には同じという事。
違うのはそこにいる人達の心。
心の持ち様によって地獄にも極楽にもなり得るという話でした。
新しい年が皆さまにとって素晴らしい年になります様に願っております。
それでは皆さま良いお年をお迎えください。
また来年お会いできるのを楽しみにしております。