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【猪熊弦一郎現代美術館】に行ってきました!

皆さんこんにちは! Traditional Apartment スタッフの Annaです。

今日は初めて、アートの記事を書かせていただきます♪

高松に来たら、ずっと行きたいと思っていた【猪熊弦一郎現代美術館】にやってきました!

猪熊弦一郎現代美術館



丸亀駅の改札を出ると、すぐ右手に見えるのが猪熊弦一郎現代美術館です。

想像していたよりも大きい〜! カラフルなモニュメントと、楽しげな絵が出迎えてくれます。

高松駅からは電車で30分ほど。1本で行けてアクセスも抜群ですね。

 

企画展:山城知佳子 ベラウの花

現在は、山城知佳子さんの展覧会【ベラウの花】が6月4日まで開催中です。

写真と映像を使ったインスタレーションは難解ですが、どこか美しくもあり思わずじっくり見てしまいました。沖縄での取材経験をもとに構成されています。

映像作品になりますので、しっかりと見たい方は時間をとることをおすすめします。

建築

美術館の設計は、「世界で最も美しい美術館をつくる建築家」とも呼ばれる、谷口吉生の手によるものです。

NYの【Moma】は 特に有名ですね。香川県では【東山魁夷せとうち美術館】をはじめ、数々の美術館を手掛けています。私も大好きな建築家です。

外観はもちろんのこと、内観も とにかく美しい・・・

光とガラス、白と透明を基調とした空間。なんだかとても明るくて、美術館の中にいるとは思えないような開放感があります。

展示室へ向かう階段の前に、美しいガラスの彫刻がありました。

何やら中には、黄色いオブジェが浮かんでいます。

タイトルは【GETA】••• そう、下駄です。

猪熊さんは小学生の頃に、流された下駄を追って川で溺れてしまったのだそう。

その時に、少年だった猪熊さんを助けてくれた男性がいました。そのおじさんに捧げるモニュメントとして、この作品が作られたのだそうです。まるで千と千尋の神隠しのような、印象的な出来事ですね。

常設展:猪熊弦一郎 小さな丸

2階の展示スペースでは、猪熊さんの作品をみることができます。

アートが好きなのですが、こうして猪熊さんの絵をしっかりと見るのは初めてです!

どの作品もじっくりと鑑賞しました。

こちらの絵は、建築と裸婦が一緒に描かれています。

人物像から抽象画まで、作風の幅は広いです。どの絵もなんだかほっこりしたり、うきうきするような楽しい雰囲気をまとっています。

こちらの絵は、とってもカラフルでリズミカルですね!

猪熊さんは「美術館は心の病院」という言葉を残しています。

どの作品も決して嫌な気持ちにならず、ひとを癒してくれるような優しい力がありますね。

人間だけでなく、猫や鳥などの動物もたくさん登場します。

なんだか小さな子どもが描いたようで可愛い♡

画家のピカソは、「どれだけ上手く絵を描けようとも、わたしは子供のような絵を描くのに一生かかった」と言いました。それだけ芸術家にとって、子供のような純粋な心で、世界を描くことは難しいことなのだと気づかされます。

絵画だけでなく、猪熊さんのコレクションや彫刻作品もありました。

こういう何気ないものから、たくさんインスピレーションを得ているのでしょうね。

こちらは小さな彫刻作品。それぞれが何やらおしゃべりしているように見えるので【対話彫刻】というタイトルがつけられています。とっても可愛いです♪

なぜかみんな細長いのは、ヘビースモーカーだった猪熊さんが禁煙をしていた際に、手が寂しくてタバコのような細長いものを包み紙で作っていたのがはじまりだったとか!

アートって、どこから生まれるかわかりませんね。

なんだか髪の毛みたい、と思っていたら、タイトルは【草】でした!

美術館には、たくさんの屋外彫刻も置かれています。子ども連れのご家族もとても多く、大きなモニュメントや屋上で楽しそうに遊んでいました。

大人も子どもも楽しめる、たくさんの人たちにひらかれた猪熊弦一郎現代美術館。

ぜひまた足を運びたい美術館でした。

屋上にあるカフェもとっても素敵だったので、そちらもまた次回に紹介したいと思います♪

アクセス

営業情報

猪熊弦一郎現代美術館
住所:〒763-0022 香川県丸亀市浜町80−1
電話番号:0877247755
営業時間:10時00分~18時00分
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日休館)

高松ゲストハウス Traditional Apartmentのブログをご覧いただきありがとうございました。


観光客の皆様にとって有意義な情報をアップしていきたいと思っておりますので引き続きよろしくお願いします。