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2016年月別の宿泊者割合

みなさんこんにちは。
管理人のDaisukeです。
昨日に続き、2016年の月別宿泊者割合の統計が出ました。
ご注意いただきたいのは、アジア圏には、韓国、台湾、中国、香港の4カ国のみのデータとなる点です。
欧米は、北米、オーストラリア、ヨーロッパがこちらに入ってます。
実際にデータ化(数値化)する事で、わかった事は各月によって変動があるということです。

まず日本人旅行者の動向を見てみます。
日本人旅行者においては3月がピークになります。次に多いのが8月、5月の順番です。
3月については卒業旅行、春休みが重なり、気候的にも旅行に行きやすい環境であると考えられます。
日本においては春休みや夏休み、GWといった休みを利用して全体的に出かけるようになっているものと考えられます。
次に欧米を見てみます。
日本の夏休みとは違い、欧米の企業では法律で年間30日の有給休暇取得が義務付けられているため(国によって若干異なる)、5月〜10月の間で1ヶ月程度の夏休みを取得する傾向にあります。
したがって日本の様に特定の期間に集中することはないように思われます。
(※ヨーロッパ諸国とアメリカ、オーストラリアでは法律が違うので一概には言えません。アメリカにおいては6月〜9月において学校の休みになるので、それに合わせて家族旅行を計画し、休みをとるお父さんも多くいるようです。
欧米においては日本の「桜」や「紅葉」といった日本独自の景観を楽しみたいという層が多くいる事から、3月〜5月に多くの旅行者が集中するように思われます。

また一方で、日本の夏休みである「8月」は欧米の方の訪問は低くなります。
TAでのヒアリングでも
「日本の夏がこんなに暑いとは思わなかった。」
という意見がある様に、欧米の方には日本の夏は蒸し暑く過ごしにくいようです。
実際に私も8月にヨーロッパに行ってますが、日本の夏とは違い、過ごしやすい気候であることは間違いないです。

そして気候に影響されないのが、アジア圏の方という印象です。

日本と気候が似ているのも要因かもしれませんが、グラフ見ると1月、2月の旧正月を過ぎると、一度ピークは落ち着きます。
欧米の方に人気の3月〜5月が、逆にアジア圏の観光客の最も少ない時期となりました。
7月においては香港ー高松の直行便が就航したため、急激に増えているのがわかります。
この流れからわかる通り、
年間の各国旅行者の動向においては、
1月〜2月はアジア圏、
3月〜5月は国内及び欧米、
6月〜7月はアジア圏、
8月は国内、アジア圏、
9月〜11月はアジア圏、国内、欧米、
12月はアジア圏
月別に考えると、このように旅行者が増加する傾向にあり、観光業及びインバウンドにおいては月毎にPRする地域を絞るのも面白いかもしれません。