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世界に誇る香川県庁舎東館!丹下健三設計〜国の重要文化財への道〜

こんにちは。
管理人のDaisukeです。

Traditional Apartmentのブログをご覧いただいてる、ほとんどの方は旅好きではないかと思います。
かくゆう私も旅好きの一人でありますが、

僕の旅する目的というのは

・歴史(文化)
・人(街)
・食事(酒)

その土地にある歴史から文化(風俗)が生まれ、食文化や酒文化が構築され、人が住み、そしてそこに住んでいる人達が街を作る。
この3要素がある地域(場所)は絶対的に面白いと、常に考え旅先を探しています。(サーフトリップは除外しておきます。)

皆さん香川県観光と聞くと、「うどん巡り」、「島」、「父母ヶ浜」、「栗林公園」、「金比羅さん」、「屋島」が真っ先に思い浮かぶのではないでしょうか?

そう考えると香川も「歴史」「人」「食」の旅の3要素はしっかりとありますね。

金比羅さんは、江戸時代には伊勢参りと並ぶくらいに人気を博した観光地でもありますし
屋島というのは源平合戦の舞台にもなっています。

ほんと香川には面白い歴史が沢山あります。

でも香川の近代史を考えると絶対的に外せない物があります。


香川県庁舎東館です。

第二次世界大戦の際、高松は高松大空襲と言われるほど、米軍に焼き尽くされ辺り一面焼け野原になった歴史があります。
私も祖母からその話はよく聞かされていました。

焼け野原となった高松の戦後復興のシンボルとして、この香川県庁舎の建築が始まりました。


県庁舎の建つ番町は高松藩の城下町として栄え、武家屋敷も多く存在した場所です。
その一角には講道館と呼ばれた藩校があり藩士はそこで学問を学んでいたようです(現在の英明高校のあたりになります)

当時の香川県知事は金子正則氏は、1947年に香川県副知事の就任し、1950年には民選初の香川県知事に選ばれました。それから6期24年で、瀬戸大橋や香川用水、道路網の整備等、郷土開発の礎を築きました。

戦後焼け野原となった高松で「香川県の記念塔のようなもので、香川を思う祈り、願い、希望のある建物を作りたい」という想いのもと、
中学校の先輩でもある猪熊弦一郎氏に相談したところ、丹下健三氏を紹介されました。

金子知事から建築を依頼された丹下健三氏はル・コルビュジエが設定した「近代建築の5原則」を基に、
「ピロティ」「自由な平面」「自由な立面」「独立骨組みによる水平連続窓」「屋上庭園」といった要素を取り入れました。
また金子知事からの強い要望によりできるだけ建築資材は県内産の物を使用する事になりました。

そして設計から3年半、着工から2年をかけて県庁舎が完成しました。

本当にすごい建物!

それでは写真で県庁舎内をご案内していきますね。


正面玄関


市民がいつでも自由に来れる様にと開放的なピロティとなっています。




館内には猪熊弦一郎氏のアートが飾られています。
椅子や机も洗練されたデザインが並びます。




受付には庵治石を使用。
とってもカッコいいですね!


受付の方に聞くと夏場は冷んやりと涼しいですが、冬場は足下が冷えるのだそう。


階段の階層表示のフォントもとってもスタイリッシュです。




館内の所々にアートを感じます。


こちらが屋上庭園




庭園から見るファサードがとっても素敵です。


近代建築の5原則「独立骨組みによる水平連続窓」を感じる事ができますね。


もはや神社仏閣の様な建築です。


庭園から見下ろすと眼下には庭が広がります。





2021年11月、文化審議会は香川県庁舎をに国の重要文化財に指定するように答申しました。
これが認められれば戦後の竣工した庁舎建築としては初めての重要文化財になります。

「国の重要文化財」、香川県民の願いです!


1階には県庁舎の歴史がわかる様に展示物もあります。






世界の丹下健三氏には感謝です。

という事で、是非皆さんも香川観光の際には「香川県庁」をスケジュールに入れて香川の近代歴史を感じてみてください。

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香川県庁舎東館

住所:〒760-8570 香川県高松市番町4丁目1−10
電話番号:+81878311111
営業時間: 8時30分~17時15分
定休日:土日

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高松ゲストハウス Traditional Apartmentのブログをご覧いただきありがとうございました。

観光客の皆様にとって香川県を中心に有意義な情報をアップしていきたいと思っておりますので引き続きよろしくお願いします。