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瀬戸内海の夕陽

瀬戸内海には小さい島や無人島を含めると3,000もの島があると言われています。

「多島美」とも言われる、瀬戸内海の島々と光が作り出すその景観は、『東洋のエーゲ海』とも評されるほどです。

瀬戸内海は東西に向かって海が広がっている事から、太陽が真東から真西に沈む「秋分の日」と「春分の日」の頃には、特に神秘的な夕陽が見る事ができます。

また瀬戸内海は本州側から見る景色と香川県から見る景色では、見え方が違うのをご存知でしょうか? 太陽は基本的に東から昇り、西に沈みます。夏至や冬至の頃になると、真東ではなく北ないしは南の方角から昇る事になりますが、いずれにせよ日中太陽は南の空を通ることになります。

本州側から瀬戸内海を見ると海と一緒に太陽が見える為、海面は反射して被写体(この場合は島)が影となって見えてしまい、特に夏の時期は強い日差しで海が光を反射してしまい海面が白くみえてしまいます。

逆に香川県から瀬戸内海を見る場合、海を北にして見る為、太陽を背中にして海を見る事となり被写体(島や船)がくっきりと見え、瀬戸内海の海の色も青く濃くしっかりと見えます。

世界的にも有名な直島のパンプキン(海が南に見える)写真と、ほぼ同時刻に撮影した、

高松市から瀬戸内海を見た写真(海を北に見た場合)を見比べてみるとよくわかるかもしれません。

是非、香川県にお越しの際には瀬戸内海の見え方にも注目し、この唯一無二の絶景を堪能してみてください。