08 29 2015
再建⑤
みなさんこんにちは。
Traditional Apartment管理人のDaisukeです。
前回からの続きになります。
ヨーロッパで画期的なサービスAirbnbに出会ったオーナーは帰国後すぐに調査に入りました。
私も含めてそうですが、旅行者にとって、宿を選定するポイントとしては、この駅からの立地というのが非常に重要なポイントになってきます。
物件は瓦町駅のすぐ裏に位置しており、立地については全く問題ないと判断しました。
しかし立地は十分でも観光に来る人がいなければ話しになりません。
そこで、オーナーは市場にどれだけのマーケットがあるのかを探ってみることにしました。
観光客と一言で言っても「うどんツアー」が目的の観光客もいれば、
「直島」が目的の観光客もいます。また「お遍路さん」で来る方もいます。
同じ香川に来る観光客でも「何が目的で来県するのか?」によって求めているものが違ってきます。
香川で少しリッチな旅をしたいと考えている方は、恐らくクレメントホテルに宿泊するでしょう。
オーナーはコアとなるお客さんをしっかり見極める事が非常に大事であると考えました。
手段としてはAirbnbでの利用が決定しています。
香川県でAirbnbのみで国内観光客のみにサービスを発信するのは限界があると判断し(この時点ではAirbnbは国内ではまだ浸透していないサービスでした)コアターゲットは海外からの観光客に設定しました。
では、実際にどれくらいの外国人観光客が県内に宿泊しているかというと、平成24年に43万人→平成25年、95万人→平成26年、99万人と
平成24年から25年にかけて県内の外国人宿泊者は121%増となってます。
これは明らかに瀬戸内国際芸術祭が世界的に認知されている証拠であり、今後も十分に需要が見込めるのではないかと推測できます。
また日本政府は2014年に観光立国実現に向けたアクションプログラム2014年の制定を発表しました。
①2020年オリンピック・パラリンピックを見据えた観光
振興
②インバウンドの飛躍的拡大に向けた取組み
③ビザ要件の緩和など訪日旅行の容易化
④世界に通用する魅力ある観光地づくり
⑤外国人旅行者の受入環境整備
⑥MICFの誘致・開発促進と外国人ビジネス客の取込み。
の6点からなるもので、具体的政策としては、
「東京周辺やゴールデンルートなど訪日外国人の需要が集中している地域以外の需要を創出する」
といった、国策として東京だけではなく、地方にも外国人観光客の受入を進めていくというのもです。
香川県には十分な市場があり、立地も申し分なし。
そしていよいよAirbnbに登録となりました。
Good Day go on a Best Trip !!