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自然農法での米作り①

まだ6月だというのに四国地方は梅雨明けが発表された。

気象庁によると過去最速の梅雨明けだそうだ。

そんな歴史的な年となるだろう6月の猛暑の中、汗だくになりながら田植えをしている。

実はひょんな事から西条で自然農法でお米づくりを始める事になり、4月から定期的に西条市に通っている。 西条市には石鎚山に登る為、年に数回程来ていたが、4月から通うペースもあがり、おかげで今では馴染みの蕎麦屋さんもできるくらい頻繁に通っている。

米を作るといっても全くの素人。ましてや自然農法という事で、全て手作業で行う為、無理なく最後までやり遂げる為に一番小さい田んぼを借りてスタートした。

しかもここは西日本最高峰の石鎚山が一望できるなんとも贅沢なロケーションでもある。

田んぼを始める前の様子
田んぼの手入れから

米作りの最初の仕事として、4月に田んぼの手入れを行い、籾をまいて苗床を作る。

高松市民なら馴染みのある「一合まいた」である。

籾をまいて糠をまく

その上に草を置き保湿

鳥に食べられないように保護

自然農法なので草も抜かずに、そのままの姿で苗を育てる。

5月には無事に苗も育っているのを確認し、6月に田んぼに水を入れ、田植え(←いまここ)作業が始まった。

1箇所に固めて発芽させた苗を抜いて再度植えていく

苗と雑草を見分けながら1本1本手で抜き、それを植えていく。

あまりの重労働に心が折れそうになるが、眼前に広がる石鎚山に鼓舞されながら気持ちを込めて田植えを行う。

ようやく田植えも終わり畦道に座り麦茶を一気に飲みほす。

最初に小さい田んぼから始めようと一番小さい田んぼ選んだ自分を褒めたい。

大きい田んぼなら途中で投げ出したかもしれない。

小さい頃よく母には米粒を残すと怒られたものだが、確かにこの重労働をして美味しいお米を届けてくれていたかと思うと農家さんには本当に頭が上がらないし、感謝の気持ちがこみあげてくる。

10月には稲刈りとなるがどんなお米ができるのか非常に楽しみである。