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New Guest House【Posada Tenerife(ポサダ・テネリフェ)】

皆さんご無沙汰しております。 管理人のDaisukeです。

近況報告を兼ねてブログ更新させていただきます。

少し前の話になりますが、一つの目標でもあった 戸建ての物件をフルリフォームして新しい宿を作る事ができました。

裏口の玄関を出るとイングリッシュガーデンや葡萄畑が広がる庭へと繋がり、サウナやBBQ、野外で映画鑑賞もできる空間があります。

新しい宿名は「Posada Tenerife(ポサダ・テネリフェ)」。 スペイン語でテネリフェの宿という意味です。 昨年12月のヨーロッパ旅行で立ち寄ったカナリア諸島にあるテネリフェ島の旧市街でみた建物に感動し、それを形にしようと思ったのがキッカケです。

テネリフェ島はスペイン領となっていますが、地理的にはモロッコの西側に位置しており、気候や風土はもはやアフリカとも言えます。

僕はそれまでアフリカ大陸にはモロッコにしか行ったことがありませんでしたが、その時のモロッコでの体験は得がたいものでもありました。

太陽は東から登るため、日本は日出る国と言われていますが、日本の中心に位置する緯度34度付近を吹き抜ける偏西風はアフリカからやってくるものです。

サハラ砂漠で吹き荒れる風に、情報が乗って日本に届いてるかと思うと、アフリカへの想いは特別な物になっていました。

話は変わりますがアフリカの大地をみて一番驚いたのが土です。 アフリカの大地というのは基本的に赤土でできています。

これは鉄分が非常に多く含まれ酸化している為、土が赤くなっているからです。

水に濡れると粘土質となる為、食物栽培には不適な不毛の土ともいえます。 比喩的な表現で、アフリカの赤土についてこんな話を聞いた事があります。

「アフリカの赤土は大陸で流れた血の色」 赤道及びより赤道より南といったアフリカにはまだ未達ですが、モロッコ、カナリア諸島と見てきてエジプトも見てみたいと思い、先日、エジプトに行ってきました。

紀元前5000年ごろからナイル川下流地域に発達した古代エジプト文明を見ても、アフリカの歴史は常に戦いの歴史であり、近年では欧米による略奪と虐殺の歴史でもあります。

もしかしたら、赤土の鉄分は何千年と流れてきた血の色なのかもしれないと、エジプトの博物館を巡りながらそう思いました。

新しい宿「Posada Tenerife(ポサダ・テネリフェ)」の赤の外壁はアフリカの赤土をイメージし、幾何学模様は1週間かけてペイントしました。

本で思考を作り、映画で将来のビジョンを描き、音楽で人生に彩り添え、旅で感性をプラスする。 これまでそういう人生を歩んで来ましたが、これからも1万年平和な時代が続いた縄文人のように、自然に敬意を払い、みんなが平和に暮らせるよう、直感を大切に生きていきたいと思います。

正面の玄関はまだ未着手ですが、これからアフリカンガーデンを作りたいなと考えております。