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皆さんこんにちは。オーナーのDaisukeです。

早いものであと2日で2025年。
思い起こせばゲストハウスとしてスタートしたのが2015年なので、ちょうど来年が10年目の節目となります。

恐らくこれが今年最後の投稿になりますので、ゲストハウスらしく旅について書いてみようと思います。

よくゲストハウスの受付なんかしてる時、ゲストの方に「若い頃バックパッカーしてたんですか？」と聞かれるのですが、
僕が初めて海外に行ったのは、社会人１年目の22歳の時、それまでずっと野球をやっていて、そういう旅とは無縁の世界。初めての海外旅行は男３人でのハワイ旅行でした。

初めての海外旅行は１週間の日程で朝から夕方まではサーフィン、スキューバ、スカイダイビングといったアクティビティーを楽しみ、夜から朝までは毎日パーティーみたいな学生のノリみたいな感じで、毎日死ぬ気で遊んでました笑
その後も会社の長期休暇を取得して海外に行っていましたが、主に有名観光地だったり、買い物だったりとごくごく普通の旅行をしていた気がします。

当時、サラリーマンだった僕は独立願望が強く、常に何か良いアイデアはないかと考えている状況で、
ドイツにいる従兄弟の力を借りてインポート物を仕入れ、それを国内で販売する事を考えて向かったのが2012年のヨーロッパの旅でした。
その旅ではインポートビジネスにつながるものは何一つ見つかりませんでしたが、従兄弟が面白い宿泊スタイルがあるから泊まってみようと言って利用したのが、当時ヨーロッパで流行りだしたAirbnb（民泊サービス）でした。
これまで、物を仕入れて販売する一択で事業を考えていたのが、そのサービスに出会い「これからは海外の人に体験を売るビジネスにチャンスがある」と、帰国して祖母が所有するアパートの１部屋を借りて、民泊として始めたのが現在のtraditional Apartmentです。今は改装して当時の面影はほとんどありませんが、当時は民泊第一号だったのもあり、ごくごく普通の木造アパートに本当に沢山の外国人が来てくれました。

その後、会社を辞めて色んな仕事を掛け持ちでやっている時、仕事で行った北海道のお店の女将さんに勇気づけられて、2015年にゲストハウスを立ち上げたのですが、振り返ってみると自分の人生において「旅」で得た物が非常に多く、そしてアウトプットする内容も「旅」から得た物が重要な位置を占めている気がしています。

そのように自分の中で重要な意味を持つ「旅」ですが、昔ほど気軽に旅に出れる環境ではなくなっているのも事実で、最近では今までとは違った視点で「旅」をしてみようと思い、様々な場所に行っては、その土地を流れる風について、この風がどこから来て、どこに向かうのかみたいな事や、風の名前を調べたり（外国では特有の風に対して独自の名前をつける事がある）、自然回帰的な旅をしていました。

取り止めのない話になりましたが、来年はその「風」に加えて、旅先で出会う「音楽」や自然の中にある「音」に注目し、酒と音楽とロマンを求めて７つの海を旅したいと考えています。

最後になりますが、2025年が皆様にとって平和で幸せな一年となるように、そして世界中から悲しみが消えるようにホワイトデザートでみた朝日の動画を添えてお祈り申し上げます。

それでは良いお年を！

2024.12.30
Daisuke