自主制作映画までの道程④

旅に出た僕は、現地に住む友人や知人に暖かく迎え入れられ、
その国に住んでいるかの様に、約1ヶ月を過ごした。

 

いまの僕は「好きな映画は?」と聞かれると

 

「ストレイトストーリー」

「Into the wild」

などの、ロードムービーが真っ先に浮かんでくる。

 

僕は、この旅を客観的に自分を主人公に見立てあげて、
「自分の旅」という映画を楽しんでいた。

「ビフォア・サンセット」

みたいな素敵な出会いはないかと、列車内で一人旅をしている女の子を探して

声をかけたりもしてみた。

 

結局、僕の英語力では日常会話を交わすのが限界で、セリーヌ川を寄り添いながら、哲学や恋愛について語り合うということはできなかった。
代わりに、世界一周旅行をしている日本人の青年と出会い、BARで語り合ったりした。

 

 

異国の地で、初めて知り合った男達がビール片手に語りあう姿は、まさしく映画のワンシーンじゃないかと思った。
「自分の旅」を映画に見立てて客観的に見てみると、「旅」だけではなく人生全てが映画なのではないかと思った。
主人公が一人では映画はできない。エキストラや裏方さんがいて、はじめて映画ができる。

 

映画を面白くするのは、主人公ではなく、エキストラや裏方さんなのだ。

 

その旅がきっかけで、僕は名エキストラとして、人のロードムービー(人生)に登場したいと考えた。

 

・「旅」

・「映画」

・「地元の活性」

・「古いアパート」

それのキーワードがきっかけとなり、

 

自分が生まれ育った町に帰って、仕事を始めようと決意した。
つづく

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