不良少年

先日、東京出張に行ってきた。そこで元ブランキージェットシティーの照井さんとお話しする機会があった。
僕はブランキーが大好きで、若いころは何度もライブに行ったし、ファンクラブにも入会していた。
ファンクラブの会員には定期的に会報が送られてきて、メンバーの近況等が書かれておりファン必見の内容だった。

そんな中でも僕は照井さんが書く、「詩」が大好きだった。
いまでも照井さんが自身のブログで書く文章を拝見しているが、いつもその文章力に引き込まれてしまう。
特別な事を書いているわけではないが、洗練された言葉の一言一言に重みが感じられる。

僕は照井さんに問いかけてみた。

「照井さんが文章を書く上で注意している事ってありますか?」

照井さんはこう答えてくれた。

「意識している事はなにもない。ただ着飾らず、かっこつけず、自分が思った事をそのまま、ありのままの言葉で書いているだけ。かっこつけたり自分を良く見せようとしても、すぐにバレるから。文章も音楽も同じで、純粋な気持ちで作られたものが一番相手に伝わるんだと思う。」

僕はその回答を聞いた時に、ある「詩」を思い出した。
それは高校生の時に読んだ、ブランキーのファンクラブの会報誌に記載された照井さんの詩だった。

考えてみれば、いまの自分を形成してくれたのは照井さんのその「詩」だった気がする。
当時僕は部屋の壁にその「詩」を書き毎日読んでいた。

その詩は「不良少年」について書かれていた。

いつの時代も不良少年は、
時代の最先端をいっていた。
ファッション、音楽、芸術、思想、愛、文学、
不良少年と言っても街でケンカを
売っているようなアホじゃない。
時代を自分のものとするような、
ずばぬけた才能を持った人間。
当然、反社会的になりやすい人間たちだが、
そんなHIPでCOOLな不良少年たちが
街を歩いているのを見てみたい。
ジェームス・ディーンの再来を願って。
〜WILD WINTERより〜

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現在はSNSで沢山の情報や言葉を入手する事が出来る時代だが、恐らくその多くがすぐに流されていくものであり、ほとんどが不要な情報であろう。
そんな時代の中で20年間も僕の心の中で生き続ける文章を作ってくれた照井さんに感謝するとともに、改めてブランキージェットシティーというバンドと共に同じ時代を生きた事を嬉しく思う。
この「詩」を読んでから約20年経ち、理想とする不良少年に近づけているか分からないが、来年はもう一度理想とする姿を追い求めていきたいと思う。

照井さんのブログ
http://www.weld-music.com/blog

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