03 10 2017
自主制作映画までの道程⑥
緊張のせいか口の中の水分が全くないのに気づいた。
僕はコップの水を一気に飲み干した。
「自分の生まれた町を活気ある場所に変えたい」
その思いからTAを始めた事を伝えた。
僕は政治家でも不動産屋でもないから、この町に人を移住させる力は僕ないが、旅人を迎え入れ、多くの人に町に来てもらう事は僕にでも出来る。
それがきっかけになった事を伝えた。
しかし、旅人に来てもらうと言っても、その町に魅力がなければいけない。
では町の魅力とは何か?それは人それぞれあるだろうから答えはひとつではないだろう。
僕は10代の頃に彷徨い込んだ、BLANKEY JET CITYという町が最高に魅力のある町だと感じていた。僕はいつかその町の住人になりたいと思っていた。
それがきっかけになった事を伝えた。
しかし、旅人に来てもらうと言っても、その町に魅力がなければいけない。
では町の魅力とは何か?それは人それぞれあるだろうから答えはひとつではないだろう。
僕は10代の頃に彷徨い込んだ、BLANKEY JET CITYという町が最高に魅力のある町だと感じていた。僕はいつかその町の住人になりたいと思っていた。
そんな僕の話を照井さんは笑いながら聞いてくれていた。
続けて映画を制作している事を伝えた。
僕は軽い気持ちで「与島」の問題に参加した訳ではなかった。
島の問題に立ち向かおうとする熱い気持ちを持つ中井さんの姿に心を打たれ、そして島に通い、島民の優しさに触れた事で、僕たちが出来る事を全身全霊で取組む心意気だった。
そして僕は何を思ったの、照井さんにその映画で使用する楽曲の制作を依頼していた。。。
照井さんが鋭い視線で僕を見つめる。
断られるのは目に見えていた。
もしかしたら映画を制作した事もないド素人が、いきなりそんな依頼をしてきた事に対して、お怒りになるかもしれない。
僕は依頼した事を後悔した。
時間にして一瞬だったと思うが、とても長い時間に感じた。
そして次の瞬間、照井さんから言葉が返って来た。
照井さんは快く僕の依頼に応じてくれた。
「もし僕がこの町の市長になったら、照井さんには副市長になってもらいたいです。」
照井さんは大爆笑してくれた。
もしかしたら映画を制作した事もないド素人が、いきなりそんな依頼をしてきた事に対して、お怒りになるかもしれない。
僕は依頼した事を後悔した。
時間にして一瞬だったと思うが、とても長い時間に感じた。
そして次の瞬間、照井さんから言葉が返って来た。
「いいよ。一度きりの人生だし楽しい事をやろうぜ。これからは若い人達が世の中を引っ張っていく番だ。演じる方も、受け取る側も心に残る感動を残そうぜ。」
照井さんは快く僕の依頼に応じてくれた。
それからサーフィンの話や、社会情勢についても話をした。1時間くらい話をしたのだろうか、僕は帰り際に照井さんに伝えた。
「もし僕がこの町の市長になったら、照井さんには副市長になってもらいたいです。」
照井さんは大爆笑してくれた。
映画の予告編は3月12日にYoutubeにて公開予定で、
本編の上映に関しては6月4日(日)に1日限定上映を予定しております。
場所や時間についてはまた追ってご連絡致します。
また映画に先駆けて、本が出来上がる予定ですので、そちらも合わせてご連絡させていただきます。
上映はまだまだ先ですが、この企画にご協力いただいた皆様にこの場をお借りして御礼を申し上げるとともに、この自主制作映画「与島〜石に灯す未来の火」が多くの皆様に見ていただける事を願っております。
数日間に渡り、シリーズで書いてきた、稚拙な文章に最後までお付き合いいただきありがとうございました。