ヒーロー

Blog

【コスタリカの旅〜DAY4】コスタリカで闘牛

背中を痛め、海から上がった僕はポラスとメリが海に入るという事で、荷物を見ながらビーチでゆっくりとすることに。

1~2時間遊び、昼食を食べる事に。ビーチ沿いにある中華レストランへ。



焼き飯(チキン)を注文。この写真で約1200円。味は日本人好みで普通に美味しかった。

昼食を食べながら今後の予定を決める事に、ココビーチからタマリンドまでの途中のビーチで馬飼いのラスタマンのおじさんに道を聞いた時に、今日はタマリンド近くで闘牛イベントがあるという話を思い出した僕は、ポラスに闘牛イベントの場所について聞いてみた。

するとどうやらタマリンドからココビーチへ戻る途中に闘牛のイベントがあるらしい。

闘牛といえばスペインだが、ここコスタリカもスペイン侵略を受けてスペインの影響が色濃く残る国である。闘牛も本場さながらの迫力に違いない。
闘牛を見たいか?と聞くポラスに「見たい!」と即答した。

タマリンドは西向きのビーチとなっている為、サンセットがとても綺麗らしい。
服に着替えた僕達は夕陽を見るためにビーチに戻った。


じゃれ合う犬を見つめる2人


ビーチには沢山の人が集まってきた。
すると駅弁の売り子さんの様な女の子が大きな声を出して、各グループに声をかけていた。
僕達のところにやってきた女の子はポラスとメリに声をかけ、2人は「No Thankyou」みたいな事を伝えた。
その女の子はまた違うグループへと行きまた同じ様に声をかけていた。
僕はポラスに何を売っていたのか尋ねると、”マリファナ入りのクッキー”を売っている様だった。

「あ〜もうすぐ太陽が沈み、夕陽が見えるから、その前に”マリファナ入りクッキー”を食べたい。誰か売りに来ないかなあ。」
と待っている人がいるのだろうか。。
公共のビーチでしかも夕陽がもうすぐお目見えしようかというタイミングで”マリファナ入りのクッキー”を売る光景がなんだか可笑しくて思わず一人で大爆笑した。


そうこうしている内に太陽が沈み、夕陽が見えてきた。

ビーチの海水に夕陽が映り地上と空がひとつになり世界はブルーとオレンジの鮮やかな世界に変わった。
本当に美しい。周りにいる全ての人が空と海との境界線を見つめている。

みんなに見つめられて恥ずかしかったのか夕陽は姿を隠した。
“マリファナ入りクッキー”の少女ははるかビーチの彼方へと消えて行った。

ブルーとオレンジの世界から一転し黒に包まれたビーチを後にした僕達は、闘牛会場へと向かった。

それほど時間はかからずに闘牛会場へと到着した。
係員に誘導され駐車場に車を停めた僕達はまだ時間があるというので近くのピザ屋さんで夕飯を食べる事にした。

物価の高いコスタリカだがポラス曰くピザはかなりコスパが良いらしい。
1枚あたりの金額は日本とさほど変わりはないが、サイズが大きく2〜3名でシェアするのが通常だという。

ピザで空腹を満たした僕達は闘牛の会場へと向かう。


雰囲気は日本のお祭りといったところか。子供からお年寄りまで多くの地元民が集まってくる。




会場内には屋台も出店したり、ゲームがあったりととても楽しそうな雰囲気である。


ミニ遊園地もあり子供達の歓声が響いている。しかし乗り物好きな僕でもさすがにこの写真の乗り物は不安がある(笑)

闘牛場は木を組み作った物で常設ではない感じだっつあ。また入場するのに料金が必要で席は自由席。
いくらだったか忘れたが入場チケットを購入し、会場内へ。




場内には子供からお年寄り、地元のギャングスターの様な輩からボディコンスタイルの女性までかなりバラエティーに富んだ客層だった。

アナウンスが響き渡り、なにやら物々しい様子となってきた。


闘牛が始まりそうな感じになってきたと思いきや、場内に素人の様な人たちが沢山乱入しだした。
イメージでは闘牛士がいて、暴れる牛と戦うイメージだったのだが、何かイメージと違う。


どうやらスペインの闘牛とは違い、コスタリカでは素人が暴れる牛から逃げ回るという物らしい。
「剣を突き刺したりしないだけコスタリカの闘牛の方がいいか」と思ったりしていると、ゲートが開き暴れ牛が登場した。
背中には人が乗っている。振り落とされない様に必死でしがみつく。
振り落とされると場外の外に出て、後は素人と牛の鬼ごっこが続く。
今日の牛はそこまで気性の激しい牛はいなかったので怪我人もいなかった。
サーフィンで背中を痛めていなかったら僕も参加したのにと、背中を痛めた事を強く後悔したが、生まれて初めて見る闘牛の迫力と、地元の人達に混じって観戦できた事が何よりも新鮮で特別な経験となった。


ココビーチに戻った僕達は最後晩餐にピザを食べる事にした。

3泊4日の短いコスタリカの旅だったが、ポラスとメリの優しさに触れる事ができ、ここに来て本当によかったと思った。
その夜のピザは最高に美味しかった。