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【キューバの旅〜DAY1〜】CDMX空港からキューバ

〜キューバーの旅〜
DAY1
 
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【久しぶりの再会】

結局、出発の2日前にフェルナンドの要望により僕が予約した飛行機を変更した。早朝の7時発となった為、3時にナタリアのアパートを出発しUberで空港へ向かう。
 
国際線のあるターミナル1に到着しフェルナンドに連絡すると、既に彼は到着していて、チェックインカウンターで僕を待ってくれているようだった。
 

航空会社はInterjet、メキシコの航空会社だ。
 

チェックインカウンターに向かうとフェルナンドが手を振っていた。約8ヶ月振りの再会を喜び合う様に僕達はハグをした。
 
キューバ入国にはVISAの様なツーリストカードが必要で、それを事前に購入する必要がある。

これがキューバの入国に必要なツーリストビザ
 
僕達はまだそれを持っていなかったので、フェルナンドが購入しに行き、僕がチェックインカウンターで順番を待つ事にした。
 
無事にチェックインも済ませ、ツーリストカードも取得して出発を待つだけとなった。
 
 
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【シャンプー】

 
彼はコスメのプロダクトをしており、化粧品や美容用品にはこだわりがあり、しっかりと準備してくる人なので、僕は彼のシャンプーを借りようとオアハカで自分のシャンプー・石鹸を残して来たのだった。
チェックインカウンターで手荷物の重量を量る際、彼は重量オーバーとなった為、僕の預け入れ荷物の中に彼の洋服やドライヤーを入れてあげる事にした。
しかし彼は手荷物からはシャンプー等の液体物は出さなかったので、国際線の機内に持って入れる100ml以内にしているのだと思って問いたださなかった。
そして税関を抜けて手荷物検査に来た。
 
僕は何の問題もなく手荷物検査を抜けたが、フェルナンドが出てこない。
 
引き戻して確認してみると、彼は検査員に荷物を全て出されていた。そしてなにやら液体物らしき物を数本没収されていた。
 
検査場から出てきた彼は「シャンプー、ソープ全て没収された。」と悲しそうな声で僕に言ってきた。
 
「仕方ないよ。キューバで買おうぜ」と彼に声を掛けた。
 
搭乗ゲートに向かいながら「さっき、俺の預け入れ荷物に入れてくれれば良かったのに」と僕は心のなかで呟いた。

 
 
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【朝食】

彼の先導のもと出発ゲートへと向かう。

 
自分の搭乗ゲートを確認せず、僕は彼に付いて行った。そして一番奥の搭乗ゲートの前に到着し、荷物を降ろし彼が「朝食でも摂らないか?」と僕に行ってきた。
 
 
一人であればプライオリティーカードを持って無料で使えるラウンジに向かい、出発まで過ごすのだが、旅の門出となる朝食でもあり、彼の気分を害したくなかったので、僕達は搭乗ゲート前のカフェに入る事にした。
 

メニューを見るとかなり割高な料金体系だったので、僕は一番安いサンドイッチとコーヒーを注文した。
 
 
キューバの旅行だけであれば、ある程度の予算を使って行動できるのだが、今回の旅は買い付けも含め、他にも行く場所がある為、節約しながら行動しなければならない。
 
フェルナンドは一番高い朝食にビールを3杯飲みご機嫌な様子だった。
 
朝食を食べ終えた僕達はお会計をお願いした。夫々が支払うものだと思っていたので、僕も自分の食べた分の支払いをしようとしたら彼が、これからの支払いは折半にしようと言ってきた。
 
 
彼のビール代も折半というのは腑に落ちなかったが、ケチだと思われるのも癪なので、僕は折半に応じた。
 
支払い金額を見ると、300ペソ(約1800円)だった。えらい高い朝食だと思いながらも、支払いを済ませ目の前の搭乗ゲートに向かうと、マイアミ行きのゲートだった。

フェルナンドは「あれ?なんでこんな違うゲートまで来たのだろう?」 と独り言を言っていた。

 
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【To be Honest】

この言葉は日本語に訳すと「ぶっちゃけ〜」、「正直に言うと」みたいな感じになるので、この言葉が冒頭に出てくると少し耳を傾けて聞く様にしている。

無事に飛行機に乗り、約3時間のフライトを経てキューバの首都ハバナへと到着。

 
事前にキューバ入国にはツーリストカードと保険加入の書類が必要と聞かされていただ、保険をかけるのを忘れていて、入管でアメックスのカードの海外旅行保険は付帯している旨伝えると、通してくれた。以外と適当な感じだった。
 

キューバの空港に到着した僕はフェルナンドに「俺、とにかくキューバペソがないから両替(ATM)に行きたい」という僕の申し出に聞く耳を持たず、
 
彼は「俺が金持っているから大丈夫」と空港の外に出た。

 
そして空港の外に出てすぐだったと思うが彼が「To be Honest」と話始めた。
 
「なんだ、なんだ。ぶっちゃけキューバ初めてなんだよね」とでも言うのか?それとも「正直に言うとお金持ってない」とでも言うのか?
 
僕は少し身構えた。

 
そして彼は続けて「ぶっちゃけ言うと、俺両刀なんだよね。」おいおい。いまこのタイミングでカミングアウトするなよ。
 
4日間お前と同じ部屋じゃないか。「大丈夫。俺は女の子しか興味ないから」と僕は笑顔で彼に返した。

 
 

つづく