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【福島出張 DAY2】東日本大震災から復興へ向けて〜高松ゲストハウスTraditional Apartment〜

本日は、午前中に浜通りエリアを取材して午後から会津エリアの裏磐梯に向かう予定となります。

昨夜は富岡町にある”ホテル蓬人館“にお世話になっていました。

最近できたホテルで清掃も行き届いており快適に就寝できました。


朝食を食べて出発します。

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まず向かう先は”東京電力廃炉資料館”です。


こちらは東京電力が原発の事故を教訓に二度と同じ事を繰り返さない様にし、またそれを風化させない為に作られた物で福島第一原子力発電所の廃炉までの道筋がよく分かる様になっています。

入館料は無料となっていますが、感染症拡大防止の観点から現在は1時間のツアーとなり予約制となっています(2020年9月時点)。



館内は映像と展示物で事故の様子や現況、そして廃炉に向けた取り組みを見る事ができます。




核燃料棒の実物サンプル




廃炉には数十年かかる予定で、写真にある燃料デブリの取り出しが必要との事です。

東京電力が福島原発事故に真摯に向き合っている様子がよくわかります。
1日でも早く廃炉となり住民の方が安心して暮らせる日がくる事を願っています。

次の予定に向けて東京電力廃炉資料館を後にします。

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お昼のランチは富岡町にあるタイ料理屋”サラータイ“さん。


タイ人女性が切り盛りするお店で本格的なタイ料理が食べられます。


写真はカオマンガイ(750円)
適度なスパイシー加減が日本人の口に合います。

お腹いっぱいになったところで次の取材先に向かいます。

次の目的地である東日本大震災・原子力災害伝承館は富岡町から国道6号線を北に進んだ双葉町という場所にあります。
国道6号を進んでいくと災害の様子がいまも色濃く残っています。


津波被害の後の原発事故により立ち入りできなくなった建物が災害当時のままとなっています。




至るところでまだ立ち入り制限がかかっています。


立ち入りできない民家にはバリケードがされています。


汚染された土が国道沿いに集められています。

テレビや新聞では見た事あったが実際に現場に来てみると、災害の大きさが伝わってくるのと同時に、これから自分達に何ができるのかをしっかりと考えていかなければならないと強く感じました。

富岡町から車を走らせる事、約20分。次の目的地に到着しました。

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東日本大震災・原子力災害伝承館さんは2020年9月20日にOPEN予定になります。特別に許可をいただき見学をさせていただきました。


伝承館はイノベ構想における情報発信拠点と位置づけられており、地震や原子力災害および復興の過程を示す資料を収集保存して未来に残すとともに展示して災害・復興に関する情報を発信していくもので、1階フロアーには震災前の地域の生活、地震・津波そして原子力発電所事故の発生から住民避難、復興や廃炉に向けた取組について、床面を含めた7面スクリーンで映像を見る事ができます(HPより一部引用)。


2階には約24万点の資料が時系列となって揃えられており、順を追ってみる事ができます。


2階の展示物で特に印象的だったのがありました。
それは2つの異なるランドセルでした。一つはボロボロになった物、もう一つは新品同様な物。前者は津波でボロボロになった為、津波の恐ろしさを表す物として展示しているのが分かりますが、新品のランドセルを展示している理由がわからず、その理由を聞くと、そのランドセルは放射能汚染によって使用できなくなった物という事でした。災害は3月11日だったので、4月から入学する新入生の物だったのでしょう。それは普通に過ぎていくであろう日常をいきなり奪っていきました。
ある日突然、家がなくなる。ある日突然、町がなくなる。
そんな事が現実的に起きたのが原発事故でした。
1日でも早い復興と、住民の皆様が安心して暮らせる生活。そしてランドセルの持ち主の子供が元気で育ってくれている事を願って。