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【キューバの旅〜あとがき〜】高松ゲストハウスTraditional Apartment

【あとがき】

 
いま最後の【あとがき】を書くだけになった。
 
フェルナンドとは昨夜喧嘩したままだ。彼との旅を振り返ってみると、価値観が全く違う2人が目的の違う旅行で、しかもキューバという特殊な国に来る事は、いずれ早かれ遅かれぶつかるのは必須だったのだと思う。
 
それが最終日の夜に喧嘩をし、この様な形で旅を終えようとしている事は複雑な思いもあったが、これはこれで僕のリアルな旅なのだと思う。
 
日本人同士だと言葉で取り繕ったりする事は出来るが、英語もままならない者同士が時間を過ごすというのは心で会話する必要がある。
だから今回の旅はインスタやSNSにアップする綺麗な風景写真を求め、そこに行くのではなく、そこに一緒にいる人達との出来事やその場所で起きた怒りや喜び、
そういった感情を汲み上げ、そういった時に見える景色とか、その街を心の中から見たかった。
 
結果、キューバの旅は良かったのだが、「フェルナンドとの旅は良かった。最高に楽しかった」とFBやインスタで綺麗な写真を並べ、
そこだけを切り取る事も出来たが、僕はそういった表面上の物だけでなく、実際に僕達に起きた出来事をそのまま書きたかった。
カッコつける事なくありのままを伝えたかった。
ただ今こうして冷静に文章として数日間の出来事を書き溜めしていると、自分のちっぽけさが恥ずかしくなってきた。
 
 
彼とのキューバでの旅は誰もが経験できる物ではないだろうし、彼が居なければこの様な感情を抱く事も出来なかったし、こんな経験もできなかっただろう。
 
そう考えると、フェルナンドへの感謝の気持ちと同時に、もっと彼の事を理解してあげる事ができただろうという気持ちにもなった。
 
僕はこれからパナマに向かいそれからコスタリカへと向かう事になる。
 
フェルナンドとはここでお別れだ。
 
 
彼が飛行機に乗る前に、いまの自分の素直な気持ちを彼に伝えてこようと思う。